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東芝、台湾から相次ぎ出資引き揚げか【表】


ニュース 電子 作成日:2016年3月10日_記事番号:T00062423

東芝、台湾から相次ぎ出資引き揚げか【表】

 半導体メモリーのパッケージング・テスティング(封止・検査)メーカー、華東科技(ウォルトン・アドバンスト・エンジニアリング)について台湾証券交易所(台湾証券取引所、TWSE)が先ごろ、大株主の東芝が保有するウォルトン株を全て譲渡すると発表したことを受け市場では、東芝が今後、▽メモリー封止・検査の力成科技(パワーテック・テクノロジー、PTI)▽NAND型フラッシュメモリー用コントローラICの群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)▽IC設計の鑫創科技(ソリッド・ステート・システム)──からも相次いで出資を引き揚げるとの観測が出ている。10日付蘋果日報が報じた。

 東芝は昨年、不正会計が発覚した後に発表した2014年度の決算で378億円の赤字を計上。業界関係者によると同社は最近、財務状況改善に向け、台湾の出資先の持ち株を処分する意向とされる。

 なお東芝が出資する台湾3社に対する持ち株比率はそれぞれ▽パワーテック、0.47%▽ファイソン、10.95%▽鑫創科技、9.43%──となっているが、出資引き揚げ観測についてファイソンと鑫創科技は「そうした情報は得ていない」とコメントした。