ニュース 電子 作成日:2016年3月10日_記事番号:T00062424
液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)が9日発表した2月連結売上高は前月比21.1%減、前年同月比38.9%減の166億2,700万台湾元(約575億円)で、過去6年で最低だった。2月は非需要期であることに加え、6日に発生した台湾南部地震で南部科学工業園区(南科)第5、第6世代工場の生産が一時停止したことが影響した。なお1〜2月の連結売上高は377億1,200万元で前年同期比40.3%減だった。10日付経済日報が報じた。
イノラックスの2月の大型パネル出荷枚数は668万枚で前月比19.3%減、中小型パネルは1,215万枚で34%減だった。地震の影響で、世界で唯一39.5インチのテレビ用パネルを生産している第6世代工場が大きな被害を受けたことが響いた。第5世代工場も火災によって一部施設や生産設備が被害を受けたが、竹南工場(苗栗県)の支援を受けたことで影響はそれほど大きくならなかった。現在両工場は全て復旧しており、同社は、売上高は3月から正常に回復していくとの見方を示している。
証券会社も、テレビ用液晶パネル需要が徐々に回復に向かうとみられることから、イノラックスは第1四半期が谷底になると予測した。
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