日産自動車の台湾総代理店、裕隆日産汽車は17日、高級車ブランド、インフィニティの新型クロスオーバーＳＵＶ（スポーツ多目的車）「ＱＸ50」を発表した。販売価格199万台湾元（約680万円）と１月の予約受付から18万元引き下げた。年間販売目標は100台。インフィニティの2016年販売台数は前年比３割増、2,000台以上を見込む。18日付経済日報などが報じた。
同社は今年半ばにコンパクトカー「Ｑ30」、コンパクトＳＵＶ「ＱＸ30」も発表予定だ。
同社は14年末からインフィニティのショールーム改装を進めており、投資額は10カ所で20億元以上。うち桃園の旗艦ショールームは２億元に上る。
李振成副総経理は、新車販売市場のうち輸入車が占める割合は５年前は10％台だったが、昨年は30％台に拡大したと指摘した。台湾生産車は売れても利益があまり出ないため、粗利益率が高い高級車にも注力する考えだ。
