工業用紙大手の栄成紙業は、中国湖北省で紙器メーカー３社を設立することを董事会で決議した。投資額は７億1,300万人民元（約120億円）。今年第４四半期から2018年にかけて順次稼働する。23日付工商時報が報じた。
同社は湖北省の武漢、荊州、仙桃に新工場を設立し、生産能力は各8,000平方メートルの計画だ。19年には中国での工業用紙生産能力が335万トンに達する見通しだ。
同社の昨年の連結売上高は268億2,700万台湾元（約930億円）で前年比2.2％減、連結純利益は９億4,900万元で8.3％増だった。
証券会社は、同社は今年、江蘇省無錫、浙江省嘉興市平湖、および台湾の彰化県二林で新生産ラインが稼働するため、中台の生産能力は前年比２割増の245万トンとなり、連結売上高は300億元を突破すると予測した。
