ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2016年3月25日_記事番号:T00063203
中国鋼鉄(CSC)傘下の中鴻鋼鉄は24日、4月の台湾市場向け、5月の輸出向けオファー価格の全面引き上げを決定した。全面引き上げは2カ月連続だ。25日付工商時報が報じた。
4月の台湾市場向けの1トン当たりの値上げ幅は、▽熱延製品、500台湾元(約1,700円)▽冷延製品、900元▽溶融亜鉛めっきコイル、1,000元──で、率にして4~6.66%。これにより1トン当たりの熱延製品価格は1万3,000~1万3,500元、冷延製品1万5,500~1万6,500元、溶融亜鉛めっきコイルは1万6,000~1万6,500元となる。
5月の輸出向け価格は1トン当たり25~30米ドルの引き上げで、熱延製品のCIF価格は370~380米ドル、冷延製品は450~460米ドル、溶融亜鉛めっきコイルもこれに近い価格となった。
黄宗英同社董事長は、鉄鋼の国際市場価格は現在1トン当たり57~58米ドルで、新たに引き上げた価格で採算ラインぎりぎりで、利益は少ないと説明した。証券会社は、鉄鉱石価格がこれ以上上昇しないならば、同社は4月は小幅な利益を計上するとの見方を示した。
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