ニュース 電子 作成日:2016年3月28日_記事番号:T00063221
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)は25日、約90億台湾元(約310億円)を投じて矽品精密工業(SPIL)株保有比率を24.99%から30.44%まで引き上げたと発表した。市場では、公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)の審査が不要な33.33%まで買い増す考えとみられている。26日付経済日報などが報じた。
ASEはSPILに対する出資比率を24.99%から49.71%まで高める第2次株式公開買付(TOB)を昨年12月から実施していたが、3月17日に不成立が確定。公平会は23日、両社の企業結合審査中止を発表していた。
米系投資銀行の幹部は、ASEはSPIL株保有率を高めておけば、来年SPILが開催する役員改選で有利になると指摘した。
ASEの買い増しについてSPILは25日、ノーコメントとした。市場関係者は、SPILと友好企業が共同で設立した投資会社「焱元投資」が再びSPIL株買いを実施するかに注目している。
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