ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

郭台銘氏出資のSDP、3年連続黒字


ニュース 電子 作成日:2016年3月28日_記事番号:T00063224

郭台銘氏出資のSDP、3年連続黒字

 シャープと鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が共同出資する第10世代液晶パネルメーカー「堺ディスプレイプロダクト」(SDP、堺市)が24日発表した2015年決算は、売上高が前年比6.7%減の2,056億円、純利益が40%減の43億3,600万円で、減収減益ながら3年連続で黒字を達成した。26日付蘋果日報などが伝えた。

 郭董事長は過去に「3年連続黒字を達成できれば、新規株式公開(IPO)を実施する」(2014年4月、日経エレクトロニクス)と発言しており、株式上場に向けた前提条件が整ったことになる。

 日刊工業新聞は、SDPの減収減益について、大型液晶パネル市場の競争激化に加え、シャープと郭董事長が増資で合意できず、SDPの競争力が低下したことを原因に挙げた。

 SDPをめぐっては、鴻海がシャープを買収後、両社の液晶パネル事業を統合し、SDPの子会社とする計画が一部で報じられている。それが実現した場合、SDPの上場計画も前進が予想される。