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台プラグループ、米マイクロンの筆頭株主へ


ニュース 電子 作成日:2016年3月30日_記事番号:T00063270

台プラグループ、米マイクロンの筆頭株主へ

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)と米半導体メモリー大手、マイクロン・テクノロジーのDRAM合弁、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は29日の臨時株主総会で、株式交換を通じてマイクロンの完全子会社となり、台湾株式市場での上場を廃止することを正式決定した。マイクロンの出資額は1,325億台湾元(約4,600億円)で、年内にも実施される見通し。台プラグループ傘下のDRAMメーカー、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)は、イノテラ株の処分利益315億元をマイクロンの第3者割当増資に当てるため、台プラグループは持ち株比率約10%でマイクロンの筆頭株主に躍り出る見込みだ。30日付工商時報が報じた。

 マイクロンの現在の筆頭株主はファンドマネジメント会社、バンガード・グループで5.68%。マイクロンの最近の株価は10~10.5米ドルで、南亜科技は315億以下で第3者割当増資に応じる場合、最高で約10%の出資比率となるが、最終的な比率は第3四半期のマイクロンの株価で決まりそうだ。

 イノテラの完全子会社化に伴い、台湾はマイクロンにとって最大のDRAM製造拠点となる。