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SM相場安定、Q2収益に追い風


ニュース 石油・化学 作成日:2016年3月30日_記事番号:T00063276

SM相場安定、Q2収益に追い風

 スチレンモノマー(SM)相場の安定を受け、業界大手の台湾苯乙烯工業(台湾スチレンモノマー)や国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)は、第2四半期の収益が前年同期を上回り、1株当たり純利益(EPS)が0.8~1.0台湾元(約2.9~3.5円)となる見通しだ。30日付工商時報が伝えた。

 両社の2015年のEPSは台湾スチレンモノマーが1.31元、国喬が1.62元で、それぞれ1元、0.8元の期末配当を予定しており、配当利回りは5.66%、4.69%の高水準に達する。

 アナリストによると、SM価格は年初に10%上昇し、各社の1トン当たりの利ざやが250~260米ドルに拡大している。需要は昨年第2四半期並みに回復しており、第2四半期の売上高は前期より10~20%増えるとみられている。

 今年は中国メーカーが年初に大雪で操業を中断したほか、定期検査入りするため、SM相場には先高観が広がっている。