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野菜・果物の卸売価格、過去最高に


ニュース 農林水産 作成日:2016年3月30日_記事番号:T00063287

野菜・果物の卸売価格、過去最高に

 台北果菜批発市場(青果卸売市場)の卸売価格は26日から上昇が続いており、29日の平均価格は前年同期の約2.3倍に相当する1キログラム当たり56.1台湾元(約195円)と過去最高を記録した。これについて行政院農業委員会農糧署の李蒼郎署長は、3月10日から2週間雨が続いたため、野菜や果物の成長が遅れ、収穫量が減少したことが要因と指摘した。30日付自由時報が報じた。

 また伝統市場における29日の1台斤(約600グラム)当たり小売価格は、▽ブロッコリー、100元▽トマト、100~120元▽キャベツ、50~55元▽グアバ、65~75元▽バナナ、70元――だった。

 行政院の杜紫軍副院長は29日に「穏定物価小組(小委員会)」を招集し、冷蔵保存してある野菜や果物の市場投入量を4月中旬まで増大させるほか、輸入を拡大することなどで青果価格の安定を図ることを決めた。

 ただ李・農糧署署長は、今冬の寒暖差が激しかったことなどが影響して、世界的に野菜や果物の価格が例年より上昇していると指摘。価格が不安定な状況はしばらく続く可能性があるとの見通しを示した。