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インサイダー疑惑の翁院長辞意、馬総統が拒否


ニュース 医薬 作成日:2016年3月31日_記事番号:T00063315

インサイダー疑惑の翁院長辞意、馬総統が拒否

 台湾浩鼎生技(OBIファーマ)株のインサイダー取引疑惑に関連し、中央研究院(中研院)の翁啓恵院長が「健康上の理由」で馬英九総統に2回にわたり辞意を伝えたが、いずれも拒否されていたことが30日までに分かった。31日付聯合報が伝えた。

/date/2016/03/31/09haoding_2.jpg金融監督管理委員会(金管会)の王儷玲主任委員は30日、OBI株のインサイダー取引疑惑に関わる証拠を検察に提出したと明かした(30日=中央社)

 翁院長は現在米国に滞在しており、署名入りの辞表を馬総統に提出したとされる。これに対し、馬総統は「中研院の名誉を守り、外部の誤解を避けるため、速やかに帰台し、総統と立法院へ報告してもらいたい」とし、辞表については、報告を受けた上で処理すると回答したもようだ。

 翁院長は31日にも帰台し、立法院教育文化委員会で報告を行う予定だった。しかし、翁院長は辞表提出後、出席者を中研院の王汎森院長代行に変更した。翁院長は馬総統に対し、米国で医療機関を受診したところ、体調が長距離の航空機搭乗に耐えられないとの診断を受けたと説明したという。