ニュース 金融 作成日:2016年3月31日_記事番号:T00063318
大企業グループ、新光集団の創業者、呉火獅氏(享年67)の妻、呉桂蘭氏が30日午前3時ごろ、台北市の新光呉火獅紀念医院で老衰のため死去した。97歳だった。31日付経済日報が報じた。
呉桂蘭氏は21歳のときに呉火獅氏と結婚。4男2女をもうけ、「新光の母」と呼ばれていた。▽長男の呉東進氏、金融持ち株会社の新光金融控股董事長▽次男の呉東賢氏の長男の呉昕紘氏、損害保険の新光産物保険(新光産険)董事長▽三男の呉東亮氏、台新金融控股董事長▽四男の呉東昇氏、新光合成繊維と友輝光電(UBライト・オプトロニクス)の董事長──などをそれぞれ務めている。
呉桂蘭氏は新光グループ企業13社の法人董事代表、うちアパレルの台湾新光実業など5社の董事長を務めていた。市場関係者は、呉桂蘭氏の死去後、息子4人の勢力図に変化があるかに注目している。ただ証券会社の多くは、グループ各社の株価への影響は限定的との見方だ。
新光グループの資産規模は現在4兆8,000億台湾元(約17兆円)以上。新光グループに詳しい人物によると、同グループは傘下に30社以上を持ち、多くが株式を持ち合っている。また各社の法人董事代表は互いに血縁関係があるため、呉桂蘭氏の死去で敏感な時期を迎えているという。
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