ニュース 金融 作成日:2016年4月26日_記事番号:T00063803
中央銀行(中銀)が25日発表した3月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)の年伸び率は6.16%、市場への資金供給を表すM2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)伸び率は4.81%と、M1Bの伸び率がM2の伸び率を上回り、上げ相場の指標とされるゴールデンクロスが7カ月続き、その差は1.35ポイントまで拡大した。26日付工商時報などが報じた。
3月のM1B伸び率の上昇は、株式市場の好調、台湾元高で、当座預金が伸びたことを受けた。一方、3月のM2伸び率は5カ月連続で下がり、2013年6月以来の最低だった。外貨預金残高は4兆8,436億台湾元(約16兆6,000億円)と過去最高だったものの、年伸び率が11.71%で過去35カ月で最低だった。
1~3月の超過準備は412億元と、昨年の375億元から上昇し、2009年の世界金融危機以来の最高だった。中銀は、金融機関が需要に備えて、余裕金を保有していると指摘した。
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