ニュース その他製造 作成日:2016年4月28日_記事番号:T00063852
紡織大手、台南紡織(台南スピニング)の侯博明副董事長はこのほど、「世界の紡織市場で競争が激化する中、当社の経営にも革新が必要だ」と強調し、今年は織布の染色加工など川中、川下分野での展開、および短、長繊維原料の特殊製品向け供給を強化する2大方針を示した。28日付経済日報が報じた。
侯副董事長は、紡織事業の垂直統合について既にアパレル受託メーカー、織布の染色加工業者とベトナム北部に一貫工場を設置することで交渉を進めていると明らかにした。欧米市場をターゲットとし、投資額は4,000万~5,000万米ドルに上る見通しで、実現すれば台南紡織に欠けている染色加工分野での展開を補うことができると強調した。ただ同計画は依然、評価段階にあり、確定していないという。
また陳鴻模総経理によると、現在、同社の短、長繊維原料の機能性製品、特殊製品向け売上高構成比はそれぞれ5%、8%となっているが、同比率を今後は年に5ポイントずつ引き上げ、最終的に30%まで拡大したいとの考えを示した。
なお同社は今年初め、コラーゲンタンパク繊維を使用して開発したマフラーを発売し、人気を博しており、下半期にも新製品を投入する予定だ。
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