16日付経済日報によると、アップルが９月にもスマートフォン新機種「iPhone7」を発売すると予想される中、同機種の組み立てを手掛ける鴻海精密工業傘下の富智康集団（ＦＩＨモバイル）と和碩聯合科技（ペガトロン）が中国において、労働節（メーデー、５月１日）連休明け以降、現地で人材の新規募集および研修などを積極的に進めているもようだ。
外電の報道によると、アップルは９月13日に「iPhone7／プラス」およびさらにハイエンドモデルとして「iPhone Pro」または「iPhone7プラス プレミアム」を発表すると観測されている。同社は既に３月に４インチスマートフォン新機種「iPhone SE」を発売しており、観測が事実とすれば、今年は年間で４モデル以上のスマホを市場に投入することになり、鴻海とペガトロンなどサプライヤーにとってこれまでで最も忙しい１年となりそうだ。
サプライチェーン関係者によると、ＦＩＨモバイルとペガトロンはそれぞれ数万人規模の人材募集を行っているとされるが、設計の薄型化、複雑化が進む新機種の組み立ては難易度がさらに上がると予想され、観測通り９月発表、10月発売が実現するかどうかは依然、観察が必要だという。
