魯肉飯（豚肉のかけご飯）の有名店「鬍鬚張（フォルモサ・チャン、日本名ひげちょう）」は16日、メニューの過半に当たる22品を５台湾元（約17円）、５％値上げした。先月に続く再値上げで、インターネット上では「庶民の味がどんどん高くなる」などの声が上がっている。17日付聯合報などが報じた。
今回の値上げは、軽食弁当、魯肉販弁当、鶏肉飯弁当、ビジネス弁当や、アラカルトなど。同店は、安全でおいしい料理を提供し続けるため、また顧客や従業員の権益を守るためと説明した。同店によると、食品安全事件以降、原料や残留農薬など検査費用が50％高くなった。
また、飲料チェーン店の「50嵐」も18日から北部で、「ジャスミン緑茶」「アッサム紅茶」の茶飲料などを５～10元値上げする。同店関係者は、食品安全事件以降、品質を維持するため検査の頻度が大幅に増え、コストが倍増したことを理由に挙げた。
