ニュース 金融 作成日:2016年5月17日_記事番号:T00064179
中央銀行(中銀)が16日発表した4月の人民元預金残高は3,108億1,900万人民元(約5兆2,000億円)で前月から1.11%減少し、過去1年3カ月で最低を更新した。17日付工商時報などが報じた。
外国為替取扱指定銀行(DBU)の4月の人民元預金残高は2,717億6,100万人民元で前月比0.4%減、オフショア銀行部門(OBU)は390億5,800万人民元で5.79%減だった。
中銀は人民元預金残高の減少について、中国の今年第1四半期の経済成長率が6.7%へ昨年通年数値から0.2ポイント下落するなど、中国経済の減速を理由に挙げた。これにより人民元による投資資金の需要低下を招いているほか、人民元の先安観によって定期預金の満期での解約が多いという。
人民元の預金残高は海外でも減少しており、香港では3月末時点で7,594億人民元と前月から445億人民元減少した。シンガポールでも昨年末時点で1,890億人民元と、最高時の3,220億人民元から4割以上減少した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722