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中国製冷延鋼板に米AD関税、台湾への影響限定的【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2016年5月19日_記事番号:T00064226

中国製冷延鋼板に米AD関税、台湾への影響限定的【表】

 米商務省は17日、中国、日本から輸入された冷延鋼板が米国で不当に安く販売されているとして、中国製冷延鋼板に522%、日本製冷延鋼板に71.3%の反ダンピング(不当廉売、AD)関税を適用すると発表した。19日付経済日報が報じた。

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 これについて中国鋼鉄(CSC)の林弘男総経理は18日、「台湾は米国への冷延製品の輸出が少ないため、影響は小さい」との見方を示した。

 林総経理は「米国が中国製冷延製品に制裁を発動したことで、台湾の市場は拡大するが、業界としては新市場の開発を急ぐことをためらっている」と述べた。米国側が今後のダンピング調査で台湾を制裁対象に含める可能性も否定できないため、現状維持が短期的には最善の戦略とみられるためだ。