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漁洋国際の水産物期限改ざん、11年前のエビも


ニュース 農林水産 作成日:2016年5月19日_記事番号:T00064235

漁洋国際の水産物期限改ざん、11年前のエビも

 水産物卸売業者、漁洋国際(新北市蘆洲区)が使用期限を改ざんした水産物を出荷していた問題で、新北市政府衛生局が同社倉庫の立ち入り検査を実施したところ、11年前から保管されているブラックタイガー(ウシエビ)をはじめ、保存期限を経過した冷凍水産物が大量に見つかった。19日付聯合報が報じた。

 また、5年前に入庫したバナメイエビは、昨年までに少なくとも500キログラムが出荷されていたことが判明した。

 衛生局は「冷凍水産物は使用期限が通常は1~2年で、11年前の物が保存されていたとは常軌を逸している」とした上で、過去に漁洋国際から仕入れ記録がある業者には、自主的な商品撤去や通報を求めた。

 漁洋国際は台北市、新北市、桃園市に冷凍水産物を出荷しており、出荷先は有名ホテルや飲食店など約100カ所に上る。新北地方法院検察署は、食品安全衛生管理法違反、詐欺などの疑いで調べを進めている。

 一方、漁洋国際から水産物を仕入れていたホテルや飲食店は18日、今後損害賠償請求も辞さない姿勢を示した。