自動車大手、裕隆集団の厳凱泰（ケネス・イエン）董事長（51）は24日、消化器疾患で手術を受けたとの観測について、同社広報を通じて「体調不良で入院していたが、既に退院した」とコメントした。病名は明かさなかった。25日付蘋果日報が報じた。
台北栄民総医院のある医師は、厳董事長が先週、入院して手術を受けたことを明かした。ただ、詳細は不明だと話した。
厳董事長は23日の夜、裕隆集団の幹部を招き、亜都麗緻大飯店（ランディス台北ホテル）で自身の誕生日の祝宴を開いた。ある主管は手術を受けたと知らず、「痩せて格好よくなりましたね」と話し掛け、厳董事長は「昔の服が着られるようになった」と答えたという。
祝宴に参加した主管は、厳董事長は当日も具合が悪そうではなかったと話した。ある幹部は、厳董事長は先月、中国浙江省杭州市で新会社の除幕式に出席していたのにと語った。
同社によると、25日午後に開催の「ラクスジェンＳ３」発表会に厳董事長は重要な来客があるので出席しない。
