自動車大手、裕隆集団の自社ブランド、納智捷汽車（ラクスジェン・モーター）は25日、同社初となる入門モデル「ラクスジェンＳ３」を発売した。価格は54万9,000～68万9,000台湾元（約180万～230万円）で、主なターゲットは自動車を初めて購入する人だ。月間販売目標は500台以上、年間では6,000台の販売を目指す。26日付蘋果日報が報じた。
身長190センチメートルでも余裕のある車内空間となっている（同社リリースより）
胡開昌ラクスジェン総経理は、「Ｓ３」は今後同社の主力車種の一つになると期待を寄せた。「Ｓ３」は日産ＧＴ-Ｒの開発責任者を務めた水野和敏氏が、裕隆集団傘下で研究開発（Ｒ＆Ｄ）を担う華創車電技術中心（HAITEC）の上級副社長（車両開発担当）に就任後、開発を主導した初めての車種だ。
現在の主力車種はＳＵＶ（スポーツ用多目的車）の「Ｕ６」で、今年の販売台数は５月24日までで3,239台だ。中国では９月の発売を計画している。
