例年より約１カ月早い、今月20日にスタートした遠東百貨の夏季セール「年中慶」は、これまで２回の週末の売上高が前年同期比13.2％増と予想以上の好調ぶりを見せており、新政権が誕生したことでこれまで停滞していた消費が再び動き出したもようだ。31日付工商時報が報じた。
遠東百貨の年中慶では、最新のアパレル商品を３割引きからの価格で提供しているほか、割引券の贈呈対象を従来の婦人服、紳士服、子供服に加え、婦人靴、下着、宝飾品などに拡大している。７日までのセール期間中の売上目標は前年同期比6.5％増の14億8,000万台湾元（約50億円）だ。
また太平洋崇光百貨（太平洋そごう）と新光三越百貨も６月２日に年中慶をスタートさせる。
太平洋そごうは22日までの期間中売上高で前年同期比３％増の25億元を目指し、２～12日限定で大手銀行13行発行のクレジットカードによる5,000元消費に対し、500元の割引券を贈呈するキャンペーンを実施する。
新光三越も19日までのセール期間中売上高で前年同期比３％増の40億元を目標とし、２～８日限定でクレジットカード払いの5,000元消費で200元の割引券を贈呈するほか、服飾品を３割引からの価格で提供など衣替えシーズンの消費意欲刺激を狙う。
