ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2016年6月1日_記事番号:T00064456
ステンレス最大手、燁聯鋼鉄(YUSCOステンレス・スチール)は31日、原料のニッケル価格下落を受け、6月の台湾域内向け300系熱延オファー価格を1トン当たり1,500台湾元(約5,100円)、冷延を2,500元引き下げた。値下げ幅は2~3%。1日付工商時報などが報じた。
YUSCOは、400系は1トン当たり500元引き下げた。輸出価格は60~70米ドル引き下げた。一方、モリブデン価格上昇を受け、モリブデン含有量が高い316系は2,000元引き上げた。
一方、同業大手の唐栄鉄工廠は、全製品の6月価格を据え置いた。台湾元安によるコスト増加、環境保全コストの増加を予想しているためだ。川下の関係者は、唐栄の価格据え置きは予想外で、対応を検討すると語った。
ステンレスメーカーによると、最近ニッケルのスポット価格は1トン当たり8,375米ドルまで下落した。5月平均は8,701米ドルと、前月比151米ドル下落した。
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