ニュース 電子 作成日:2016年6月13日_記事番号:T00064643
液晶パネル大手の友達光電(AUO)、群創光電(イノラックス)は5月、テレビ用パネルの価格上昇や、出荷枚数の増加によりいずれも増収となった。9日付工商時報が報じた。
AUOの5月連結売上高は267億9,000万台湾元(約880億円)で、前月比3.8%増、前年同月比14.1%減だった。同月の大型パネル出荷枚数は951万枚以上で前月比6.5%増、中小型パネルは1,477万枚で7.8%増だった。
イノラックスの5月連結売上高は225億500万元で、前月比7.5%増、前年同月比27.9%減だった。出荷枚数は大型パネルが962万枚で前月比17.9%増、中小型パネルは1,799万枚で5.2%減だった。台湾南部地震で影響を受けた南部科学工業園区(南科)の生産が正常な水準まで回復したことで、出荷が大幅に増えた。両社は6月もテレビパネル価格の上昇や、IT用パネルの価格下げ止まりによって、さらに増収が続く見込みだ。
一方、中華映管(CPT)の5月売上高は32億8,100万元で、前月比2.4%増、前年同月比11.7%減だった。瀚宇彩晶(ハンスター)は14億2,600万元で、前月比18.3%増、前年同月比6.4%増だった。
パネルの平均サイズは従来、1年に1インチのペースで拡大していたが、今年の拡大幅は1.5~2インチが予想される。今年はパネルサイズの拡大を要因に需要面積が5~7%増加し、全体として需給均衡を達成する予測だ。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722