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台プラ主要4社、5月は18%減収【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2016年6月13日_記事番号:T00064646

台プラ主要4社、5月は18%減収【表】

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社が8日発表した5月の連結売上高は前月比5.9%増、前年同月比18.9%減の1,147億8,100万台湾元(約3,800億円)だった。原油価格の下落のほか、需要期が例年より早く終了したことが響いた。9日付経済日報などが報じた。

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 主要4社の5月連結売上高は、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、148億9,200万元(前月比2%減、前年同月比11.4%減)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)、233億2,500万元(前月比1.2%減、前年同月比13.9%減)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、271億2,300万元(前月比0.9%増、前年同月比14.3%減)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)、494億4,100万元(前月比15.8%増、前年同月比25.1%減)──と軒並み前年割れだった。

 台塑化は、4月に製油所の定期保守作業が終了し、5月の生産量は1日当たり54万1,000バレルと正常な水準に回復したが、石化製品の価格が前年同月より低かったと説明した。

 台化は、芳香族炭化水素の第1プラント(ARO-1)の定期保守点検のためパラキシレン(PX)の販売量が減ったほか、ポリプロピレン(PP)の出荷量が前月比8,700万トン減った。洪福源副董事長は、第2四半期は増収増益が見込めるが、下半期の業績も上半期より悪いと予測した。