高雄市衛生局は８日、市内の自動販売機で販売されるミルクティー類に対する抜き取り調査を実施し、対象となった８点の商品のうち５点で基準を上回る生菌が検出され、商品を撤去させた上で期限を設けて改善を要求したと発表した。なお「福知奶茶」が販売する「濃茶拿鉄（ラテ）」から検出された生菌数は基準の1,000倍を超えていた。９日付自由時報が報じた。
福知奶茶は「防腐剤無添加」「数量限定」などをうたい人気を集めていたが、男性従業員が半裸で作業するなど不衛生な製造工程が週刊誌によって暴露された。当初、同社は「国家の食品安全基準を守って製造している」と強調したものの、今回の調査で衛生状態の悪さが裏付けられた形となり、従業員の不適切な行為を認め謝罪。全商品を撤去し、当面営業を停止すると表明した。
他に基準を上回る生菌が検出された商品は▽福知奶茶の「招牌拿鉄」▽蕾亜鮮奶茶専売の「蕾亜奶茶」▽你好神采飲品の「泰式奶茶」▽伍捌手作茶の「沖縄拿鉄」──。
