トヨタの台湾総代理店、和泰汽車は、７月に高級ミニバン「トヨタ・シエナ」の輸入販売を開始すると表明した。シエナは台湾で最もよく売れている並行輸入車で、和泰汽車は総代理店の信頼感やアフターサービスで、シエナの販売シェア７割が見込まれる。14日付工商時報が報じた。
和泰汽車には既に多くの消費者から問い合わせがある。シエナの今年の輸入割当台数は約750台とみられ、発売後すぐに売り切れると予想される。販売価格は200万～250万台湾元（約650万～820万円）と、並行輸入車よりやや高くなるもようだ。
シエナは米国トヨタ生産のミニバンで、台湾では貿易会社４社以上が並行輸入しており、昨年の販売台数は1,411台と過去最高だった。ただ、今年の春節（旧正月）明けに和泰汽車が今後シエナを販売するとの情報が流れ、１～５月の販売台数は305台にとどまっている。
