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東台精機、5月は前年比30%増収


ニュース 機械 作成日:2016年6月14日_記事番号:T00064671

東台精機、5月は前年比30%増収

 工作機械大手、東台精機(東台マシン&ツール)の5月連結売上高は8億9,400万台湾元(約29億円)で前月比1.57%増、前年同月比30.06%増だった。特に航空・宇宙分野、および中国の自動車部品メーカーからの受注増が貢献した。中でも中国の自動車部品メーカーからは新たに2億元分の受注を獲得した。同社の手元の受注額は21億3,000万元で、今年9月までの受注見通しが立っている状況だ。また1~5月連結売上高は34億4,500万元で前年同期比8.11%増だった。14日付工商時報が報じた。

 また工作機械部品大手、上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)の5月連結売上高は前年同月比1.22%増の14億8,200万元で、同月の過去最高を記録した。工作機械、自動化設備、携帯電話といった分野で景気が緩やかに回復し、欧州、米国、日本、中国などからの受注が伸びたことが要因だ。

 ハイウィンの卓永財董事長は、台湾の工作機械部品業界ではここ2~3カ月、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)や小米科技(小米、シャオミ)など中国のスマートフォンブランドや、軍事産業向けの需要が高まっており、短期の緊急受注が増えていると説明。同社業績も四半期ごとに上向いており、下半期は上半期を上回るとの予測を示した。