ニュース 政治 作成日:2016年6月14日_記事番号:T00064687
総統退任後初の外遊として計画した香港訪問が蔡英文政権から不許可判断を下された馬英九総統は13日、「この決定に必要性があったのか、公平で合理的なのか、社会が公正な評価をすると信じる」と発言し、政権の対応は行き過ぎで不合理だと批判した。14日付自由時報が報じた。
馬前総統(右)自宅付近をランニング中に台湾メディアの取材に応じた(13日=中央社)
今回の決定は政治的判断だと考えるかとの質問に対しては、馬前総統は「ありがとう」とのみ述べ、コメントを避けた。
馬前総統の批判に対し黄重諺総統府報道官は「過度の政治的解釈は、今回の案件に対する議論に何ら役に立たない」と述べた。
なお、馬前総統は退任後初の海外訪問先として、シンガポールを計画したものの、同国政府が蔡政権発足直後でタイミングが良くないとして断ったため、香港訪問に切り替えたとの観測がある。
総統府関係者は、馬前総統が改めて外遊を申請する場合は、総統府と国家安全会議秘書長の招集する小委員会で審査を行うと説明した。今回の不許可判断では、馬前総統が任期内に接した国家機密を時間をかけて精査する必要が理由の一つに挙げられたが、同関係者は次回申請までに精査が完了するのかとの質問に対し、「答えられない」と述べた。
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