ニュース その他製造 作成日:2016年6月16日_記事番号:T00064725
製紙最大手の永豊餘投資控股(YFY)は、桃園市の新屋工場で設置を進めている3台目の工業用紙製造設備が第4四半期に稼働を開始する見通しで、これにより同社の台湾での生産能力は75万トンに拡大する。16日付工商時報が報じた。
また同社傘下のパルプ最大手、中華紙漿(中華パルプ、CHP)と共同で中国広東省に設立したパルプメーカー「鼎豊紙業」が、新たに建設した2台の家庭用紙生産ラインも今期に量産を開始、年産能力5万トンを見込む。生産能力増強により、永豊餘の今年と来年、業績拡大が見込まれる。
同社の2015年売上高は635億8,000万台湾元(約2,050億円)で前年比4.4%増。営業利益は16億9,700万元で1.79倍となった。輸出や内需が伸びない中、パルプ事業部は好調で、営業利益の大幅拡大の鍵となった。消費品事業部は、五月花、得意、柔情のティッシュペーパー3ブランドの市場差別化を図ったことで販売量が増えた。なお、純利益は5億200万元で前年比15.62%減だった。
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