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フェアフレンド、日本の同業大手買収へ


ニュース 機械 作成日:2016年6月17日_記事番号:T00064748

フェアフレンド、日本の同業大手買収へ

 工作機械最大手、友嘉集団(フェアフレンドグループ、FFG)の朱志洋総裁は16日、日本の同業大手の買収が8月末までに決定する予定だと明らかにした。この買収により、宇宙航空産業の加工設備の世界2位から首位を視野に入れる。17日付経済日報が報じた。

 朱総裁は、今後も海外企業の買収を進め、航空機・部品メーカー、漢翔航空工業(AIDC)の台湾製造に全面協力すると述べた。

 フェアフレンドは昨年、宇宙航空産業の生産額が約2億米ドルで、工作機械事業の売上高の10%に満たなかった。今後3年以内に25%まで引き上げ、自動車産業に次ぐ主力としたい考えだ。

 朱総裁はまた、台中市で16~20日開催の宇宙航空産業展「航太工業AIM生産力4.0産業技術媒合展」のあいさつで、台湾の昨年の工作機械輸出額は31億8,000万米ドルと、初めて中国に追い抜かれたと指摘した。中国メーカーとの価格競争は懸念材料だが、蔡英文政権の下、台中市で台湾の宇宙航空産業クラスター形成が進み、工作機械業界に商機をもたらすと期待感を示した。