ニュース 商業・サービス 作成日:2016年6月17日_記事番号:T00064753
交通部観光局によると、5月に中国から台湾を訪れた観光客は32万7,000人で、前年同月比12.2%減少した。中国人訪台客の減少は、2008年の台湾観光開放以降で初めて。このうちツアー客は31.7%の大幅減となった。一方、自由旅行客は12.2%増加した。17日付経済日報などが報じた。
観光局は、中国は3月20日以降、台湾による中国人ツアー客の1日当たり受け入れ枠5,000人のうち、3分の1しか使わないようにしたと伝えられており、その影響が5月に明確になったと指摘した。
なお、7月からは中国人客がさらに減少する可能性がある。中国の省市レベルの旅游局(観光局)が、同月から台湾へのツアー客数を昨年実績の4分の1以下に制限するよう、台湾旅行を取り扱う旅行会社に指示したとの観測が出ている。その場合、7~12月の訪台中国人客は前年同期比で75%もの大幅減が予想される。
関係機関が、民進党の地盤である台南や高雄をツアーに組み込まないよう旅行会社に指示したとの情報もある。事実であれば、渡航書類の手続きを遅らせるといった従来の訪台観光客の絞り込み手法から、明確な規制指示に一歩踏み込んだことになる。
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