ニュース 運輸 作成日:2016年6月17日_記事番号:T00064758
台湾系の格安航空会社(LCC)、台湾虎航(タイガーエア台湾)は昨年9月、中国の張家界(湖南省)、泉州(福建省)、義烏(浙江省)と台湾を結ぶ新路線の運航権を獲得し、台湾人客の利用が中心となる張家界については既に就航したものの、残りの2路線については、中国政府が中国人客の台湾渡航を制限していることから乗客確保が見込めず、依然として就航のめどが立たない状況だ。17日付工商時報が報じた。
タイガーエア台湾と親会社の中華航空(チャイナエアライン)によると、中国政府は下半期、台湾への渡航人数を従来の4分の1に制限する方針で、同国の旅行会社も政府の政策に合わせ、台湾ツアーを自主的に縮小する見通しとなっており、市場への影響は予想された以上に深刻だという。
また東アジア路線の大部分で航空機座席数が供給過剰となっており、タイガーエア台湾では毎年、新たに旅客機を2~3機追加する計画としていたがこれを当面中止する方針だ。
このほか同じく台湾系LCCの威航(Vエア)は16日、経営状況と輸送能力を考慮し、台北~マニラ路線の運航を7月16日で終了すると発表した。
2014年に就航したばかりの台湾系LCC2社は早くも厳しい局面を迎えているようだ。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722