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台湾の潜水艦開発、米が支援可能性を示唆


ニュース 政治 作成日:2016年6月22日_記事番号:T00064842

台湾の潜水艦開発、米が支援可能性を示唆

 米海軍のリチャードソン作戦部長(大将)は20日、シンクタンク「新アメリカ安全保障センター」主催の座談会で、「米台は台湾の潜水艦開発をいかに支援できるかについて協議している」と述べた。22日付自由時報が報じた。

 リチャードソン作戦部長は「問題は基本に立ち返る必要があることだ。潜水艦の建造には専門性が必要で安全でなければならない。事故が発生した場合には、米軍に救援能力がある」と述べた。

 もっとも米国が実際に台湾の潜水艦開発を支援するとなれば、中国の猛烈な反発は避けられず、実現に至るかどうかは、今後の東アジア情勢の緊張度などに左右されそうだ。

 一方、台湾と米国による毎年定例の国防検討会合(DRT)が20日、ワシントンで開かれた。会合の詳細は明らかになっていないが、台湾側は軍事交流、新型訓練機の調達、潜水艦の国産化と国防産業の自立などを議題に取り上げ、米国から前向きな回答を得たとされる。

 DRTには台湾側から国防部の李喜明・軍政副部長らが出席している。今回の会合は蔡英文政権が発足後初めて、台湾の軍事需要について、米国に説明を行う場となる。