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16年VR機器市場、HTCは苦戦か


ニュース 家電 作成日:2016年6月24日_記事番号:T00064877

16年VR機器市場、HTCは苦戦か

 市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)傘下の拓墣産業研究院(TRI)はこのほど、今年のバーチャルリアリティー(VR)機器の出荷量は900万セットに達し、そのうちソニーの「プレイステーションVR(PSVR)」が600万セットで市場シェア67%を占め、オキュラスVRの「オキュラスリフト」(230万セット)、宏達国際電子(HTC)の「HTC Vive」(70万セット)を大きく上回るとの予測を示した。24日付自由時報が報じた。

 ソニーのPSVRは日本など数カ国・地域で今月18日に予約受付を開始したところ、短時間で品切れとなり、その注目度の高さをうかがわせた。

 TRIの蔡卓卲アナリストは、PSVRの人気の理由について、同機器を利用するために必要なゲーム機「プレイステーション4(PS4)」が既に数多くのユーザーを抱えていることに加え、価格もオキュラスリフトやHTC Viveより低く抑えられたことでPSVRとPS4を同時に購入するユーザーが少なくないと指摘している。

 一方、HTC Viveについて蔡アナリストは、性能は非常に高いものの、価格も高く、使用するための一定のスペースを必要とするなど、一般のユーザーには向かない面があるとの見方を示した。