ニュース 自動車・二輪車 作成日:2016年6月24日_記事番号:T00064879
自動車部品メーカー、和大工業の沈国栄董事長は23日、顧客の電気自動車(EV)大手、米テスラ・モーターズの好調により、今後2年で既存工場が満杯に近づくとみられ、米国工場の建設を検討していると明かした。候補地はカリフォルニア、投資額は16億5,000万台湾元(約54億円)と見積もっている。24日付工商時報が報じた。
沈董事長は、米国政府の製造業回帰を受け、サプライチェーンは北米での生産、供給が必須だと述べた(23日=中央社)
和大はテスラから減速機を独占受注している。現在、テスラの「モデルS」と「モデルX」に年間8万~9万台供給している。テスラは予約が好調な「モデル3」のサプライヤーに対し、来月から受注を拡大することを決めた。テスラは年産台数を50万台まで引き上げる考えだ。沈董事長は、和大の中部科学工業園区(中科)と大埔美精密機械園区(嘉義県)の新工場の生産能力は30万台分で、2年後にも生産が追い付かなくなると述べた。
また和大は、BMWのトランスミッションのサプライヤー入りに成功した。現在、米ボルグワーナーのトルクコンバーターの受注を狙っており、受注が獲得できれば、2018年には10万セット、20年には30万セットの出荷が見込める。
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