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ギガストレージの役員改選、創業者陣営が勝利


ニュース その他製造 作成日:2016年6月24日_記事番号:T00064885

ギガストレージの役員改選、創業者陣営が勝利

 太陽電池用シリコンウエハーメーカー、国碩科技工業(ギガストレージ)は23日に開催した株主総会で役員改選を実施し、11議席中、同社創業者、陳継仁氏の家族が5議席、同一族と友好関係にある人物が5議席を獲得。これまで長期にわたり同社の経営に深く関わり、陳氏の信頼も厚かったものの今月4日に全ての役職(副総経理、財務会計主管、広報担当)から解任された李朝欽氏が一時、役員に立候補すると表明していたが直前になって取りやめ、創業者陣営以外の議席は1議席にとどまった。24日付経済日報が報じた。

/date/2016/06/24/08gigastorage_2.jpg株主総会の会場には全身黒ずくめの男性らが登場し、緊張した雰囲気が漂った(23日=中央社)

 ギガストレージの役員改選については当初、激しい経営権争いが繰り広げられるとの見方が浮上していたが、李氏は100万株を保有するものの持ち株率は高くなく、また今回1議席を取得した魏徳和氏も単なる長期の大株主のため、最終的に創業家族陣営が経営権を守った。

 一昨年に亡くなった陳継仁氏から董事長職を引き継いだ実兄の陳継明氏は「李氏の動きには少し驚いたが善意と誠意を示してくれた。会社としてもこれまでの貢献に感謝する」と表明。ただ、李氏を何らかの役職に復帰させることについては「話し合っていない」と語った。