ニュース 電子 作成日:2016年6月27日_記事番号:T00064903
IC設計大手、聯発科技(メディアテック)の蔡明介(ミンカイ・ツァイ)董事長は24日、人工知能(AI)がスマートフォンに代わる次世代の中心的なハイテク技術となり、ロボットや自動運転車などの半導体産業と関わりの深い製品を次々に生み出していくとの見方を示した。その上で同社は遠隔医療を通じた心電図分析におけるAI活用をインドで試験的に進め実証を得るなど、既に一定の成果を挙げていると強調した。25日付工商時報が報じた。
さらに蔡董事長は、AIがハイテク分野に新たな時代を開けば、「ムーアの法則(半導体の集積密度は18~24カ月で倍増する)」の進行速度が鈍化している問題に影響を受けるようになるため、IC設計業者はこれまでのようにただICを売るのではなく、新たなビジネスモデルで対応する必要があると語った。
蔡董事長はこのほか、AIやディープラーニングに、▽モノのインターネット(IoT)▽第5世代移動通信システム(5G)▽拡張現実(AR)/バーチャルリアリティー(VR)──などを加えた7分野における先進技術の研究開発(R&D)に今後5年で少なくとも2,000億台湾元(約6,300億円)を投じると表明した。
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