ニュース 電子 作成日:2016年6月27日_記事番号:T00064906
欧州向けに電子製品を輸出する台湾メーカー各社は、英国の欧州連合(EU)離脱確定で英ポンド、ユーロが急落していることを受け、現地価格の見直しも検討している。また、欧州通貨の下落が、台湾元建てでの収益の目減り要因となるのは避けられない情勢だ。
エイサーの陳執行長(左)と黄少華・新董事長は、為替変動が業績に及ぼす影響を最小化したいと表明した(24日=中央社)
宏碁(エイサー)、華碩電脳(ASUS)、宏達国際電子(HTC)、友訊科技(ディーリンク)──などは特に欧州での売り上げ比率が高いため、為替動向を注視している。
エイサーとASUSの幹部によると、財務担当者と欧州部門が過去1週間、対応の協議を繰り返しており、欧州通貨が一段安となれば、欧州向け製品の値上げも検討していく構えだ。6~7月には新製品の発売が集中するため、それに合わせた値上げが有力だ。
エイサーの陳俊聖執行長は24日、「英国のEU離脱による影響は主に2つの側面がある。短期的な影響は為替相場だ。中長期的には需要を観察する必要がある」と述べた。
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