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中華航空スト応援の女性、夫が「ニセCA」と糾弾


ニュース 社会 作成日:2016年6月27日_記事番号:T00064922

中華航空スト応援の女性、夫が「ニセCA」と糾弾

 24日午前0時から行われた中華航空(チャイナエアライン)のキャビンアテンダント(CA)らによる大規模ストライキは、各界から大きな支持を集め、CAたちが座り込みを行った同社台北支店前には大勢の市民が応援に駆け付けた。しかし、CAの友人のために駆け付けたというある女性は、現場で撮影した自撮り画像がきっかけで、別居中の夫とインターネットを通じて激しいバトルを展開することになってしまった。

 今回、夫との激しいやり取りが世間に知られることになった台北市在住の女性(31)は、かつて同市西門町のキャバレーでステージパフォーマンスを行っていた経歴を持ち、現在の夫と結婚する前に2度結婚、2人の子供を出産していた。その後7年前に貿易会社の経営者(40)と結婚して3人目の子供をもうけたものの、徐々に夫婦関係が悪化し、現在は別居中となっていた。

 そんな中、この女性は24日、座り込みに参加していた友人のCAを応援しようと中華航空台北支店前に出向いた。その際、自らも「罷工(スト)」と書かれた鉢巻きを付けて他のCAたちと共に自撮り画像を撮影し、これをフェイスブック(FB)上にアップロードした。

 しかしこれを見た夫は同日、自身のFBでこの画像を「彼女は自分の逃げた妻で、子供の面倒も見ずにCAのふりをしている」と糾弾。さらに「妻は金使いが荒く、124万台湾元のネックレスや27万元のバッグなどをせびられた」などと恨みつらみを書き込んだ。

 これに対し妻の女性は「自分がCAだと言ったことはない。友達の応援に駆け付けただけ」と反論。その上で別居については夫の家庭内暴力(DV)と浮気が原因」と説明し、証拠として医師の診断書をFBに掲載した。

 ところが夫は妻のけがについて「彼女が車に扇風機を投げ付けたため止めようとしてつかみ合いになった際に負ったもので、DVなどではない」と再反論。夫婦間の争いは泥沼化の様相を呈しており、妻の友人のCAたちはさぞかし困惑したことだろう。