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新iPhone、在庫規模縮小でサプライヤー打撃


ニュース 電子 作成日:2016年6月28日_記事番号:T00064929

新iPhone、在庫規模縮小でサプライヤー打撃

 アップルが第3四半期に発売するとされるスマートフォン「iPhone」の次世代機種は、準備する在庫量が前世代製品より縮小する見通しとなっており、サプライヤーが増加する傾向にある中、一部には失注の危機に直面している台湾メーカーもあるようだ。28日付電子時報が報じた。

 大手アナログICメーカー関係者によると、スマホ需要が世界的に鈍化する中、アップルにもその影響が及んでおり、かつて新機種を発売するたびにサプライヤーへの発注量が数倍に増えていた状況は期待できない。その一方でアップルは、組み立ての委託先や部品調達先を増やしている上、中国メーカーへの発注規模を拡大していることから、台湾サプライヤーの業績成長に大きな圧力となっているという。

 ただiPhone新機種には、デュアルカメラ、Type-Cインターフェース、ステレオスピーカーを採用するとの観測が出ており、事実であればデジタルカメラ用レンズ世界最大手、大立光電(ラーガン・プレシジョン)や、オーディオ信号処理ICの米シーラス・ロジック、ノウルズ・エレクトロニクスなどが恩恵を受けるほか、プロセッサーの主要委託先とされるファウンドリーの台湾積体電路製造(TSMC)も今年下半期は過去最高の業績が予想されている。