ニュース 運輸 作成日:2016年6月28日_記事番号:T00064943
台北駅と桃園国際空港を結ぶ鉄道、台湾桃園国際機場捷運(桃園空港MRT)の開通が遅延している問題で、6月に入っても試運転でトラブルが相次いでいることが分かった。28日付自由時報が伝えた。
葉宜津立法委員(民進党)によると、桃園空港MRTでは6月に通信トラブルや遅れが相次ぎ、1日当たりの遅延時間が合計で986分に達した日もあったという。このほか、手荷物処理設備でも45分以上の遅れが出た。
一方、工事の元請け業者である丸紅は、トラブルの原因が相次ぐ設計変更にあるとして、交通部高速鉄路工程局(高鉄局)を相手取り、総額129億台湾元(約406億円)の損害賠償を要求する方向で検討しているもようだ。丸紅は変更設計書類に高鉄局の承認を示す捺印があることを根拠に、高鉄局の担当者に汚職があると疑っているとされる。丸紅側は賀陳旦交通部長に設計変更の経緯について調査を要求した。
これに対し、賀交通部長は「独立調査委員会を設置し、技術的解決と開通準備を前提として、実務的な検討を行う。業者に勝手な金額を提示しての賠償要求はさせない」と述べた。
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