ニュース 政治 作成日:2016年6月28日_記事番号:T00064950
蔡英文総統は現地時間の26日、パナマ運河の拡張工事完了の記念式典に出席し、台湾の存在感をアピールした。28日付自由時報が報じた。
白いパナマシャツを着た蔡総統(中左)は、式典でメディーナ・ドミニカ共和国大統領(中央)バチェレ・チリ大統領(中右)らと歓談した(26日=中央社)
参加した62カ国の首脳らとの記念撮影の際は、最前列でパラグアイのカルテス大統領と、ドミニカ共和国のメディーナ大統領の間、米国のバイデン副大統領夫人であるジル・バイデン氏の前という好位置だった。蔡総統は自身のフェイスブック(FB)に、「この上なく光栄だった。きょうの式典は台湾を再び世界の舞台に立たせる始まりだ」と書き込んだ。
式典後、蔡総統は正式な外交関係を持つグアテマラ、エルサルバドル、ホンジェラス、ドミニカ共和国の元首らと相次いで会談。医療衛生や教育、インフラ分野で協力して友好増進を図ることや、台湾への訪問を呼び掛けた。
なお、新パナマ運河を通過した最初の船舶は、中国遠洋運輸集団(COSCO、コスコ)の「中遠巴拿馬号」で、近年の中国とパナマの関係強化がうかがえた。淡江大学美州研究所の宮国威所長は、パナマは中台双方から最大の利益を得ようとしていると指摘しつつ、「中国がパナマで台湾の地位に取って代わりたいと考えても、パナマの特殊性から、米国が台湾との外交関係維持を望むはずだ」と分析した。
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