ニュース 社会 作成日:2016年6月29日_記事番号:T00064973
沖縄県糸満市の県営平和祈念公園に先週24日、太平洋戦争で犠牲になった台湾人日本兵の慰霊碑「台湾之塔」が建立され、除幕式が行われた。台湾人戦没者の慰霊碑は日台双方で初めてで、蔡英文総統が題字を揮毫(きごう)した。29日付自由時報が報じた。
「台湾之塔」は台湾をかたどったデザインで、中国語で台湾人犠牲者についての説明が添えられている(許光輝氏のフェイスブックより)
同公園には沖縄戦で犠牲になった軍民24万人以上の名前が「平和の礎(いしじ)」の石板に刻まれている。このうち台湾出身者の名前は34人で、除幕式に参加した台湾団結聯盟(台聯)の周倪安・元立法委員は、「台湾人日本兵は4万5,000人が戦死または行方不明になっており、わずか34人ということはない」と話した。
台湾人日本兵の慰霊碑運動建立を進めてきた日本台湾平和基金会の許光輝理事長は、国民党政権に碑の建立を提案したところ、担当者から「敵の慰霊碑を建てるなどありえない」と拒否されたエピソードを明かした。独立派の著名テレビ番組司会者の鄭弘儀氏は「国民党からは敵扱いされ、日本人からは日本人と見なされず、台湾人も気にしなかった。このため(慰霊碑建立まで)長い時間がかかった」と語った。
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