台北101は29日、毎年恒例の年越し花火を今年も開催すると決定した。ただし、規模は縮小する方向だ。30日付工商時報が報じた。
11回目となる前回の花火は、過去最長の238秒で３万発の花火が夜空を彩った（台北101リリースより）
台北101の劉家豪副総経理は、昨年の開催費用は4,500万台湾元（約１億4,300万円）で、自社だけでは賄えないと語った。開催費用を調達するため、スポンサーを募るほか、中央政府や台北市政府に補助金を求めたり、信義商圏で資金を募る考えだ。
台北101の年越し花火は、不景気でスポンサー集めが困難になり、昨年で見納めかとささやかれていた。また、昨年スポンサーとなった戲智科技の徐三泰董事長が今年３月、台北101の株式を購入できると持ち掛け、香港人から700万米ドルを騙し取った容疑で逮捕されたことから、台北101は今年は審査を厳格化する方針のようだ。
