ニュース 商業・サービス 作成日:2016年6月30日_記事番号:T00064996
トルコ・イスタンブールのアタテュルク国際空港で現地時間28日に連続自爆テロ事件が発生し、空港が一時的に閉鎖されたことを受け、外交部は29日、イスタンブールへの渡航警戒レベルをオレンジ色(十分警戒し、不必要な渡航を回避)へと引き上げた。30日付工商時報が報じた。
今回のテロ事件を受けて、桃園空港ではイスタンブール線の荷物チェックなどを強化している(29日=中央社)
なお昨年11月のパリ、今年3月のベルギー・ブリュッセルと欧州でテロ事件が相次いでおり、同地域への旅行意欲が減退しているほか、不景気も加わり、業界関係者は今年の欧州旅行市場は前年比30%以上のマイナス成長に陥ると予測していた。さらに今回、イスタンブールでテロが発生したことから、欧州ツアーを主力とする旅行会社の経営は厳しさを増しそうだ。
業界関係者によると、海外旅行シーズンの夏休みにおける欧州ツアーの集客は停滞しており、パリやベルギーのほか、人気のイタリアツアーにも影響が出ている。一方、中立国のスイス、難民の受け入れに積極的なドイツは比較的影響が小さいという。
このほか、今回のテロ事件を受けて航空便の桃園~イスタンブール線における搭乗率にも影響が予想されることから、ターキッシュエアラインズは7月に予定していた週7便から10便への増便を取り消し、10月末にはさらに2便を削減する方針だ。また今年3月に同路線に就航したばかりの長栄航空(エバー航空)も10月末に現在の週4便から3便に減らす予定だ。
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