ニュース 運輸 作成日:2016年6月30日_記事番号:T00064998
長栄海運(エバーグリーン・マリン)は今年、近距離路線を強化する方針で、万海航運(ワンハイラインズ)との競争が激化しそうだ。30日付経済日報が伝えた。
長栄海運は遠距離路線でアジアに運ばれたコンテナを近距離路線に積み替える。同社の張正鏞董事長はこのほど、第1四半期の近距離路線の伸び率は市場平均(2~3%)を上回ったとし、今後3~4年で近距離路線には30%以上の成長余地があるとの見方を示した。
同社は今後、輸送能力2,800TEU(20フィート標準コンテナ換算)のコンテナ船20隻を建造し、来年から近距離路線に投入する構えだ。
同社は長距離路線では今年4月、仏CMA CGMなど3社と世界最大の海運連盟「オーシャン・アライアンス」を結成している。
迎え撃つ万海航運の謝福隆総経理は「近距離路線の参入ハードルは高い。各埠頭(ふとう)には制限があり、同業の競争加入を心配していない」と語った。同社の近距離路線の積載率は80~90%で推移しており、特にベトナム、インドネシア路線が好調だという。同社は現在、68億6,000万台湾元(約218億円)を投じ、輸送能力1,900TEUのコンテナ船8隻の発注を進めている。引き渡しは19年以降となる。
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