行政院大陸委員会（陸委会）の30日発表によると、６月１～29日の中国人団体ツアー客の訪台申請件数は９万369件で、前年同月比36.1％減少した。３月には23.8％増だったが、４月は22.7％減とマイナスに転じ、５月は17.9％減、６月はさらに減少幅が拡大した。１日付工商時報が報じた。
また、２月１日から５月19日までの訪台中国人ツアー客は27団体、209人だったのに対し、蔡英文政権が発足した５月20日から６月29日までの期間は５団体、12人にとどまった。
一方、６月１～29日の中国人個人旅行者の訪台申請件数は前年同月比0.8％減の11万1,081件だった。同数値は３月に3.5％減、４月も10.2％減とマイナスが続いた後、５月に9.7％増を回復したものの、６月は再び減少に転じた。
旅行業界では、中国政府が国内の旅行会社に７月からの訪台ツアー客数を昨年の４分の１に減らすよう指示したとの観測が出ており、下半期の訪台中国人旅行者数は前年同期比75％減が見込まれる。
