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鴻海傘下の富奇想、IoT家電を来年1月に発売へ


ニュース 家電 作成日:2016年7月4日_記事番号:T00065035

鴻海傘下の富奇想、IoT家電を来年1月に発売へ

 鴻海科技集団(フォックスコン)が、デザイン会社、奇想創造事業(GIXIA)との合弁で昨年設立した富奇想(SquareX)の董事長を務める著名な工業デザイナー、謝栄雅氏は先ごろ、日経デザインの取材に答え、同社が来年1月にモノのインターネット(IoT)技術を採用した家電シリーズ発売を計画していることを明らかにした。主な販売先は台湾、欧州、日本の都市部となる見通しだ。4日付工商時報が報じた。

 謝氏によると、富奇想は今年、まず欧州市場での展開に着手し、国際認証を取得して来年1月に台湾で製品を発表。同年下半期に日本市場進出を計画していると語った。

 このほか鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は先ごろ、シャープの家電事業について海外の販売代理店を整理すると述べ、同ブランド製品を台湾の消費者により低価格で提供すると強調したが、これに関連して同日付電子時報は、鴻海が台湾南部にシャープの家電製品の組み立てラインを設置する計画を進めていると報じた。まずは空気清浄機や除湿機などの製品を中心に生産するとみられる。

 さらに鴻海内部では、シャープのイメージキャラクターの選択や企業イメージの構築において、より台湾色を打ち出すことを視野に入れて議論を進めているとされる。