ニュース その他製造 作成日:2016年7月5日_記事番号:T00065066
中華経済研究院(中経院)が4日発表した6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は53.3と前月比1.6ポイント下落したものの、4カ月連続で「景気拡大」と「景気後退」の境目である50以上だった。非製造業総合指数(NMI)は3.8ポイント上昇して51.7となり、「景気拡大」に転じた。5日付工商時報などが報じた。
中経院は、6月のPMIとNMIを基に、産業界は下半期に景気が回復する可能性があるとみていると説明した。英国の欧州連合(EU)離脱決定の影響は予想していたほど大きくなく、台湾の今年の域内総生産(GDP)成長率は1%以上を維持できる可能性があると指摘した。ただ、輸出総額の前年割れが続くか様子を見る必要があるとした。
6月のPMIは、構成する主要5項目全てで50を上回ったものの、前月比で上昇したのは「サプライヤー納期」のみで、「新規受注」「生産」「雇用」「原材料在庫」は前月を下回った。6大産業は、▽化学・バイオ医療、56.3(前月比2ポイント上昇)▽食品・紡織、55.7(2.4ポイント上昇)▽交通設備、54.7(6.7ポイント下落)▽電子・光学、53.5(0.1ポイント下落)▽基礎原材料、52.6(3.6ポイント下落)──が50以上だったが、電力・機械設備は9.1ポイント下落して48.3と、50以下に転じた。
NMIは4月、5月と50以下が続いたが、6月は主要4項目のうち「企業活動(生産)」と「新規受注」がそれぞれ前月比7.4ポイント、5.9ポイント上昇して、50以上を回復した。
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